おかえりなさい
イラクで人質にされていた三人のことが、ニュースでもワイドショーでも取りざたされている。

「とにかく、無事帰ってきてなにより。おかえりなさい。」とでも言うのかと思えば、ことはどうやら簡単ではないらしい。やれ、「自己責任」「危険を冒している自覚がない」だの、国の首相が音頭をとっての非難ゴウゴウである。

結局、あの三人は死ななかったから、批判されているのだ。自衛隊の撤退論議をおそれた政府が、あの三人が解放されたことをこれ幸いに、すり替えの非難を浴びせかけているにすぎない。危険な地に、あえて赴くのがボランティアであり、ジャーナリストだろう。それと、自衛隊の派兵で日本人が標的にされる問題とは、全く関係がない。

「税金を使って助けられた」など、当たり前ではないか。彼らが日本国民である以上、解放に税金を使わないですむ訳がない。自分たちの同胞の救出に使って頂く使途のはっきりした税金投入など、大いに結構。汚職などで、政治家にばらまかれているよりはよっぽどいい。

それより、何より怖いのは、ちょっと前の「何とか助けてやりたい!」と家族に同情していた忘れっぽい大衆の気運である。いま、三人に矛先を向けて批判している者たちは結局、三人の人質が殺されて欲しかったんだろう。
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# by nakadachi2 | 2004-04-20 07:42 | Social