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行きつ戻りつのなかにも、あたたかさの深まりを感じるこの頃。
すいません、みなさんに報告が遅れましたが、中立は予定より五日遅れで帰国いたしました!ヨーロッパ全体が混乱していた状態に、偶然居合わせたことも必然だと感じております。帰りのフランクフルト空港では簡易ベッドが港内の至る所に置かれ、さながら野戦病院のような混乱状態を物語っておりました。

帰国の後は新事務所リフォームの仕上げ、フェスティバルの連絡や取り決めなどの作業、そしていよいよ今学期の学校公演もスタートするなど、慌ただしく日々が過ぎていきました。そうこうしているうちに、スイスからYannも来日し、日本での生活をスタートさせるなどのうれしい出来事も満載でした。

まだまだ春全開とはいかず、三寒四温の日々ですが、ときおりのあたたかな日差しに咲く花々を観ていると、無事帰国できた喜びを噛みしめている毎日です。
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そして、いよいよ新事務所のリフォームがフィニッシュを迎えようとしております。今は外壁の漆喰塗り作業が大詰めを迎えており、併せて倉庫をリフォームするということも同時に行っております(どれだけ好きなんだという話もありますが)。また直ぐにでも、良い写真を撮ってみなさまに全貌をお見せいたしますが、その前に簡単に撮影した物をごらんいただきます。
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MY DESK
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二階の窓から庭を観る
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今回は会議室もあります。資料用の演劇関係の本も自由に読めるようになっています。
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座敷。昨日はYannのウエルカムパーティをおこないました。とてもいい感じです。
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日差しが柔らかい影を落とす和作りの家。
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この事務所に移ってから、みんなとても集中して仕事が出来るようになりました。それでもそれぞれの息づかいを感じられるしつらえです。リフォームも終わりではなく、日々より快適になるよう工夫して続けていきます。とても気持ちの良いオフィスです。お近くに来られたらお立ち寄りください。
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by nakadachi2 | 2010-04-29 12:39 | KIO
赤、青、そして白のホテル
このホテルは赤なら赤、青なら青と、ある一部分をみるとそこが青の世界だと勘違いされるような統一性を持ってインテリアが形作られている。その統一性の元に、僕の部屋は青でコーディネートされている。それが僕の心理にどのような影響を及ぼすのかどうかは知らないが、現在、洞窟の奥にある海の青のように僕の精神は安定している。どうにもならないだろう、いやどうしようもないのだという諦念のような物かもしれない。自然の大きな力の前に屈するしかないのだ、無理をしてもしかたがない。火山を爆発させて天候をねじ曲げ、冷害を回避しようとした宮沢賢治の小説の主人公のように、ふるまうわけにはいかないのだから。このたとえがいま、状況にまったくふさわしくない行為だということもあるのであるが。
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僕が毎食通っているホテル内のレストランは白で統一されている。毎食通っているのは、何も毎食通いたいわけではないのであって、それが航空会社から提供されているからである。同様に、僕の滞在費も航空会社による補償の範疇である。なので、経済的な意味での影響は少ない。航空券の手配も行ってくれるし、ホテルも手配してくれる。空港のチケットセンターの女性は僕に「あなたね、幸福な人は」と言いながら、チケットを手渡してくれた。これがラッキーだったのかどうか、その時僕はとっさの判断が出来ず、あいまいな返事しか出来なかったと思う。しかし、あとになってニュースなどで国際的な被害が伝えられ始め、これがどのように大変な状況であり、僕はいかにラッキーであったかということが理解できるようになった。
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こちらのパンは意外なほどおいしい。でも食事の前に饗されるので、うっかりすると食べ過ぎて、メインが入らなくなってしまう。シンプルで食べ飽きることのないパン。

僕は一日の内、数時間をかけデスクワークをし、時間をあけて二度ほどプールで泳ぐ。誰もいないプール。水圧がかかると身体が生き返るように感じる。水の中に両耳を浸すと地上の音は何も聞こえなくなる。そのまま上を向いたまま、水に浮かんでいる。飽きてくるとまた泳ぐ。クロールや平泳ぎ、潜水などを繰り返し、また上を向いて水を漂う。泳ぎ始めてから、この生活が身体に馴染んできたのだと感じ始めた。明らかにこれは自分の日常とは違うのだが、もしかすると自分ではない誰かの日常を自分は今生きていて、それを疑似体験しているだけなのではないかとおもえるのだが。僕にはどうすることもできない。あきらめのような感覚に支配されながら、レストランに足を運び、机に向かい、プールで泳ぐ。そして眠る。深く、またその深い洞窟の奥で。
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by nakadachi2 | 2010-04-22 00:34 | Private
いつになったら飛ぶんだろう レゴランドの近くにて
相変わらず、ヨーロッパに留め置かれています(苦笑。空港近くのホテルはLEGOLANDの真横に位置していて、ここに遊びに来たのなら最高の環境だと思います。キャンプ施設なども併設しており、一日遊べる滞在型テーマパークです。
http://www.legoland.dk/

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もちろん泊まっているのはレゴランドホテルではありません。となりのきちんとした宿泊費のかなり高いホテルです。でも航空会社が負担してくれました。こういうことを考えると、ものすごい損失を出しているのだろうと、今回の火山の影響を空恐ろしく思われます。
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泊まっているホテル。二階建て。地下もある。

今日は雨の予報でしたが、朝からとても良い天気です。飛ばないのが不思議なほどですが、仕方がないのでホテルでスカイプやメールなどを使って仕事をしています。本当に便利な時代ですよね!こういうときにはつくづくありがたさを思い知らされています。

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by nakadachi2 | 2010-04-20 16:19 | TACT/FEST
つながりは更に深く
あっというまにフェスティバルも終盤にさしかかった。今年はあまり観るべき新作は少なく、旧作が続けて上演されているという印象を抱いた。それでも今年、デンマーク特集と題して、大阪のフェスティバルに4団体招聘するため、その打ち合わせと海外ゲストとの交流に明け暮れる日々だった。こういった世界規模のフェスティバルには一堂に介している状態で一気に事が進むという便利さがある。尚ぶるに再会する顔も多く、ああまたこの場所に帰ってきたという気持ちになれた。
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写真はメイン会場の一つとなったミュージックハウス。

この段階で18日の便に乗れない見込みが濃厚になっていた。アイルランドの火山噴火活動の影響がヨーロッパ全土に及び、ここデンマークも例外ではなく、飛び立つ予定のBillund空港も閉鎖状態になっていた。不幸中の幸いにも、僕の場合は航空会社がホテルを用意してくれたので、今のところは便も変更でき事なきを得ている。しかし、この状況が長引くとどうなるのかわからない。

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こんな状況を見て気遣ってくれたのか、全く関係がないのかは知らないが、昨年フェスティバルに招聘した「さようならマフィンさん」の劇団リフレクションがディナーに招待してくれた。ハーバーにあるレストランは日暮れになるとパーフェクトブルーな光をまとっていた。僕らはそこでワインを飲みながら何時間も語らった。どこかの部屋でパーティがなされているのか、ものすごく料理の出てくるのに時間がかかったが、そのぶんだけ沢山話をすることが出来た。写真のリズはマネージャーで、男の人はこの劇団の代表も務めており、彼の作品「ジョージおじさんの小さな箱」をこの夏、招聘することも決定している。

こうして、Esbjergでの日程を終え、翌朝Billundへと向かった。来年はデンマークとスウェーデンの共同開催で、児童賞少年向け演劇のオリンピック「ASSITEJI WORLD CONGRESS 2011」が行われる。いま、その主催メンバー達が世界中を駆け回って作品を選んでいるところだ。来年もまた楽しみなデンマークである。
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by nakadachi2 | 2010-04-19 18:52 | TACT/FEST
フィールドワークに出かける
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というわけで、食事を終えた我々は外へと飛び出し、フィールドワークへと出かけた。我々が立っているのは元々は海だった場所だが、今は海岸線が遠のいて陸地になっている。ここに春を迎えると渡り鳥たちがやってきてえさをついばみ、卵を産む。
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海の向こうは隣の国。そこから海を渡って風が吹き寄せる。
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ここは国立公園でハンティングなどは禁止されている。風の音しかしない場所。

それにしても今年のフェスティバルは、凝っているなあ。
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by nakadachi2 | 2010-04-19 18:13 | TACT/FEST
色んな楽しみ方を提供してくれるフェスティバル
次の日、僕らはインタナショナルランチへと招待された。それにしてもこういうイベントが多いのもこのフェスティバルの特徴だ(笑 そこには海外からのゲストをもてなすぞという気迫のようなものが感じられる。このランチは市が主催したもの。Esbjerg名物の海を向く四人の巨大な男達の像
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(写真では二つしか写っていませんが)をバスで横目に眺めながら、海辺のレストランを目指す。
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中に入ると暖炉が赤く燃えている。外は海辺で風が強くあまりにも寒いので、みなほっとした顔をして暖炉の蕎麦へと寄り添う。このレストランは国立自然公園内にある特別な施設で、普段は子ども達も自然学習などで多数訪れる。自然の中で行うアートなども公開されている。今日はスペシャルなランチだとレストランの皆さんも誇らしげ。
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そのスペシャルがこれ↓
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特別ゆで卵だ(笑 板東英二か! この卵から黄身を取り出し、そこにタバスコ、カレー粉、胡椒、ソースなどを入れて、そこに黄身を戻して口に放り込む。これがスターターになってランチが始まった。

こうして食事を楽しんだ後、私たちは海岸沿いの自然探索ツアーに出かけることになった。だから寒いって!これは次回に続く。
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by nakadachi2 | 2010-04-19 17:51 | TACT/FEST
デンマークビッグフェスティバル ミステリーツアー
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今年もやってきましたデンマーク!世界最大と呼び声の高い(というか自分たちで名乗っている(笑)このフェスティバルは毎年デンマーク国内で場所を変えて行われる。今年の開催地はEsbjergという港町。
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毎年、デンマークの国内劇団だけで行われるフェスティバルがこれほど世界中の注目を集めるようになったのは、なんといってもその規模だろう。週末の三日間で170演目が繰り広げられるこの祭典を観るために、世界中からの芸術監督や劇場プロデューサーが集まってくる。今年も20数カ国の海外ゲストが来た。

ゲスト達をもてなすために用意されたインターナショナルディナーは、バスで30分ほど移動した小さな街。古い街並みが美しい。
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このレストランはとても歴史のある場所で、プリンスも訪れた特別なレストランなんだと説明があり、乾杯へと続く。立って話しているのはフェスティバルの主催者の一人ヘンリック。
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各国の言葉で何度も乾杯をしたり、シーフードを楽しんだ後、僕らは外に出るように言われた。促されるままに外へと出ると、海からの風が温まった身体の体温を一気にはぎ取りにかかる。我々は25人ずつの集団に分けられ、そこからミステリーツアーと題された街の探検へと出かける。なんとも不思議な接待だ(笑 とても星が美しかった夜。

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by nakadachi2 | 2010-04-19 17:12 | TACT/FEST
ボルケイノも生きている。
19日に帰国の予定だった中立ですが、アイスランド火山噴火の影響による空港閉鎖で、現在もまだデンマークにおります。次のフライトが22日予定ですので、さしたる予定もないまま空港近くのホテルでひっそりと過ごしております。こういうときにはゆっくりとブログをアップしようかなと思っています。デンマークの様子を直ぐ又更新するので、楽しみにお待ち下さい。
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by nakadachi2 | 2010-04-19 14:44 | Others
レマン湖のきらめき
レマン湖観光。あまりに美しくて言葉がない。
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湖畔のレストラン。このあたりでは一番の店とYann。
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ある意味、理想的な家(苦笑

湖岸のカフェでビールを楽しんでいたら、同席した老人が話しかけてきた。これは英国人で湖畔に別荘を構えているらしい。このあたりは高級な住宅ばかりで、みんなヨットやクルーザーを持っているのは当たり前という生活だから、きっと彼もそういう暮らしをしているんだろう。この日は日曜日で多くの人がレマン湖のほとりを散策しながら思い思いの休日を楽しんでいるようだった。彼は、ここでの暮らしは幸せすぎるね、といった。

Too much quality of my life. なるほど、そういう考え方もあるのか。
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マグノリアの花たちって映画があったな。

この日、部屋に帰ってからYannの友人達が沢山来て、Yannのローザンヌお別れパーティが行われた。みな思い思いの品を持ち寄ってのポットラックパーティ。これから日本へと移り住むYannとの別れを惜しむ友人達との語らいは深夜にまでおよんだ。ある意味、最高の暮らしを手放して、さらなる天地を求め日本へと向かう彼。その横顔を見ながら、その思いに応えられるよう更に努力を重ねないとという覚悟を僕はしていたのだった。

そしてその翌日、僕はデンマークへと向かった。
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by nakadachi2 | 2010-04-15 16:00 | Others
モーリスベジャールだ
ローザンヌは国際バレエコンクールの地としてあまりにも有名だ。そしてモーリスベジャールの暮らした場所でもある。

ということで、街中を歩いていたらベジャールに遭遇!
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これは地下鉄の駅の壁。この上に実際ベジャールが暮らした部屋があるというので行ってみた。
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エスカレーターを昇って、広場に出る。
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そして、振り返るとそこにベジャールの家、発見!
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うーん、普通である!この画面の左端の部屋がベジャールが暮らした部屋らしい。

というわけで、ベジャールを知らない人にはなんだかわからないお話。僕は少し興奮した。
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by nakadachi2 | 2010-04-15 14:54 | Others