デンマークの世界戦略への動き
デンマークの児童青少年演劇界は今、世界に対して猛烈にアピールを開始している。その戦略をかいまみる出来事が三つあった。

一つは、この日、海外ゲストだけを対象とした「International Day」をもうけたことだ。通常、デンマークの公用語はデンマーク語なので、当然ながら彼らはデンマーク語で公演をしている。しかしこの日、英語で公演が出来る団体はすべて英語で公演をしていた。そしてそのことはスケジュールにも色分けされていた。朝、海外ゲストの前で「今日は特別な日だ。みなさんはとても忙しくなるだろう」とアナウンスをしていたデンマーク側の主催者。
a0014658_1331564.jpg
そのまま即観劇へと続く。
a0014658_1333871.jpg
a0014658_1335472.jpg
我々は完全にスケジュールを管理された状態で、この日だけで5本の作品を連続してみることとなった。作品ごとの間隔は15分くらいの休憩のみ。途中食事も公演会場と同じ場所に用意してあり。まさに缶詰となる状態で、連続観賞はさすがに疲れて夕方にはふらふらになってしまった。


二つ目の出来事は、2011年に開催されるアシテジ世界大会のことを話し合っていることだ。それもデンマークのみで話し合うのではなく、世界を6つくらいに分け、それぞれに代表者を選出し、すでに企画のアイデア、作品のことなど、多岐にわたって会議していく体制をとっているのだ。このことだけを見ても、世界を取り込んでいきながら自分たちのブレーンと化している状況が見て取れる。まさに世界戦略である。


加えて驚いたのが三つ目のこと。
a0014658_1341262.jpg
この写真がなんだかおわかりいただけるだろうか?会場はアリーナの巨大な空間である。そこでフェスティバルパフォーマンスと題したショーケース的なイベントが今回初めてお目見えしたのだ。当然海外から呼んでいる140名にも及ぶゲストもさることながら、国内昂揚イベントとしても立派な機能を果たしていた。内容の如何をとわず、これだけのイベントを手がける気合いに恐れ入るばかりだ。
a0014658_1312752.jpg
当然市長の挨拶はお約束のようにある。
a0014658_13124312.jpg
a0014658_1313262.jpg
マジックショーやビッグバンドの演奏。デンマークの劇団のパフォーマンスに続いて、大団円のフィナーレへの流れ。規模は違うがオリンピックのような演出だ。
a0014658_13133963.jpg
僕は今回本当にいろいろと考えてしまった。メジャー化していくデンマークの児童青少年演劇。この流れは今後、世界中での動きとなっていくのだろう。このことがどういう意味を持っていくのか、僕たちはもっと考える必要がある。

というわけでハードな一日が終了しました。爆睡。
[PR]
by nakadachi2 | 2009-04-24 13:15 | TACT/FEST