文化はどこへ行こうとしているのか?国際児童文学館へ行った!
大阪では今年に入って知事が変わった。その事により廃止や縮小となる施設が出てきた。昨日その「大阪維新プラン」と名付けられた改革プランが打ち出された。これは今後議会を通して決定となるわけだ。現段階で廃止対象となっている施設が吹田市にある。
a0014658_7465498.jpg
「国際児童文学館」世界中から児童書、絵本、児童にまつわる蔵書など70万冊におよぶ書籍資料を保管している全国随一の施設である。場所は万博公園の内部にあるが無料の施設で、一般の人もいつでも閲覧する事が出来る。
a0014658_7494994.jpg
今回訪問したのは、今年の夏行う「国際児童青少年演劇フェスティバル大阪」に何らかの形での協力を依頼したかったからだ。突然の訪問にもかかわらず職員の方々は親切に対応してくださり、検討をお願いする事が出来た!なおかつ、いろいろと貴重な資料まで見せていただいたのだ!少年マガジンの創刊号も実物を見たのは初めてだった!実は閲覧は出来ないのだが、こういう貴重なものが山ほどある施設なのである。
a0014658_7524348.jpg
施設の内部を写真に撮ることは自重した。しばらくして外に出てきたら、児童文学館の玄関の前で太陽の塔の後ろ姿が見えた。僕は岡本太郎の仕事も好きだ。子ども大人関係のない、作品の持つ圧倒的なエネルギーの放出に、心からひたすら共感するからだ。1970年に建てられたその太陽の塔は、今もってまだ威風堂々とその姿を我々に見せつけ、杜の木々の中からぬっと天空を突き刺すように立っていた。それはまるで老いた杜の守り神のようなたたづまいだった。この太陽の塔のように我々が、これからの子どもたちにとって大切な文化を手渡していくことが出来るのか?そのことばかりを考えていた。

施設が必要か不要かという論議は、幾らでも続けることが出来るだろう。何が正しくて何が間違っているのかはどのような言い方をすることもできる。しかし、大切なのは無くしたあとで何を残すべきなのかという論議を尽くすことなのではないだろうか。子どもたちに何を残すのか?我々大人に今、問われているのはまさにこの事なのだ。
[PR]
by nakadachi2 | 2008-06-07 07:59 | TACT/FEST