アフリカへ チュニジアに行く #8
公演の後、チュニジアの有名な俳優である男性に招待され、彼の友人がやっているというピザ屋に足を運んだ。外は公演途中から雨が降っていて、いつまでもやまない雰囲気だった。我々は雨の中を十数分歩いて、ピザ屋に行った。ピザ屋の看板には「Hum Hum」とあった。
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写真の男性は店長のハムジー。ハムジーのやっている「ハムハム」。なんとなく可愛らしい。彼も公演を見に来てくれていた。今日は彼のおごりだそうだ。ハムジーは「日本でも同じ、もぐもぐという意味です」と言った。
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ピザはとてもうまく、薄い生地にツナと新鮮なブラックオリーブがスライスしてあるシンプルなものだった。日本の蕎麦と同じ感覚で、何枚でも食べられる感じのピザだ。ハムジーは同じピザをそれこそわんこピザ状態で何枚も運んでくるものだから、ぺこぺこだった我々のお腹も、はち切れんばかりになった。
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ピザの他にチュニジアンサラダを食べた。はっきり言って滞在中、何度もサラダを食べたが、こんなにもうまいチュニジアンサラダは初めてだった。ハリッサという真っ赤な唐辛子の香辛料が添えてあり、オリーブオイルと混ぜ合わせながら食べる。ただ、オリーブがとても新鮮なので、一口頬張ると良い香りが口中に広がる。もちろん野菜もとてもフレッシュだ。やはりうまい店は地元の人間に案内されるに限る!日本にも三年ほど住んだことがあるという俳優の彼は非常に日本語が堪能で、我々にいくつもアラビア語を教えてくれた。彼がいつも持ち歩いているという日本に関して書かれた本を見せてくれた。「北林谷枝、知ってますか?」と彼が言う。「会ったことがある」とその本にあるサインを見せてくれた。たしかに本には北林谷枝さんの律儀そうな字で書かれたサインがあった。とおく、日本を離れたチュニジアで見た北林谷枝の字は、何かしら俳優として生きる不思議を教えてくれているような気がした。彼らと別れ、いつのまにか土砂降りになっていた雨の中、ホテルまでタクシーでもどった。ドアを開けた瞬間に、金先生と再会。先生は「今日面白いことがあった」という。「ポーランドの芝居を見に行ったら、始まったらグリーンモンスターだった!」と大笑い。スケジュールとは時間が変わって、急遽僕らがやることになったんですよ、と説明する。どうでした?と質問すると「いろいろと、まだ気になる点はあるが、観客のスタンディングオベーション、それがすべて!」と力強い言葉を頂く。本当にうれしかった。明日も公演があるとロビーでわかれ、そのまま就寝。明日はどんな一日になるのだろうか。
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by nakadachi2 | 2008-01-04 09:19 | TACT/FEST