アフリカへ チュニジアに行く #7
私たちの作品はこちらの観客にどのように受け入れられるのだろう。時間は待ってはくれない。あっという間に、本番の時間が来た。日本から来たと言うことは子ども達にもしっかりと伝わっている。
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こちらの子どもたち。カメラを向けるとこんな風にみんな笑顔を返してくれる。とてもかわいい。男の子はみな、「ジャッキーチョン!」と叫びながら入ってくる。だからそれは違うんだけどね、・・・まあアジアだし、まっいいか。
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開演前から観客のボルテージは凄い。大騒ぎしている。会場内はとても暗い。電灯を節約しているのか、壁の蛍光灯しかない。フラッシュを炊かなかったので、暗いです。すいません。こちらには舞台監督など、当然いないので、誰が開演のキューを出すのかわからない。何となく、観客の方から「はじめろー!」という感じになったので、僕は片言のフランス語で挨拶する。それだけでもう大盛り上がり。
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開幕。役者も皆集中している。少年役の岸田たま子も舞台上にいるからか、普段よりもとても大きく見える。いや、確かに大きい!この日、プロジェクターが舞台の下から投影されたため、幕に写る人物の影が大きく見せる効果を担っている。父親役の市川富美雄も良い表情だ。観客も、普段の大騒ぎとは違って、舞台に集中しているようだ。中盤になり、モンスター登場!アフリカに来る直前に登場シーンの映像を変更したので、それがはまって凄い迫力!観客からも拍手が上がった!いける!そのあとも、見せ場になると自然に歓声と拍手があがる。本当にいい観客だ。そして、終幕。
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終幕を待たずして観客から大きな拍手が上がる。そしてオールスタンディング!やった!大成功だ!この興奮が伝わるだろうか?写真がぼけてしまったのをお許し頂きたい。
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カーテンコールには観客が舞台前に押し寄せる。誰も帰ろうとしない。役者達と握手をしている。観客達は我々のいる操作ブースにまで声をかけてくる。ある日本人女性が「本当によかった!すごかった!」と感極まった表情で話しかけてくる。彼女も現地に住む日本人で、カンボスさんに「ぜったい見逃さないように!」といわれ、半信半疑でやってきたのだそうだ。僕が握手すると、彼女はぽろぽろと涙を流した。それをみて、こちらまで感動した!本当にチュニジアにきて良かった。その後、現地のテレビ局から取材を受ける。なぜか、「さくらさくら」などをキャスターと一緒に歌う。ま、いいか。海外だし。そのあと、ハマディさんに招待されて、お茶をご馳走になる。こちらのカプチーノはとてもおいしい。しばらく談笑しながら、この一回で終わるのはもったいない、もう一度公演をしたいなあと思っていたところ、この日の公演の好評を受けて、明日の同じ時間から特別にもう一度、追加公演が決まったという連絡がはいる。やった!通常、この700人収容のホールを使うのは一団体一度きりだから、これは本当に特別な計らいなのだ。それにしてももう一度、この観客の前でやれるのは非常に幸運な事だ。
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by nakadachi2 | 2008-01-04 09:01 | TACT/FEST