カナダへ、私はなぜ行ったのか? つづき
さて、まだ初日が終わっていない。そればかりか、まだカナダに入国すらしていないのである。(とここを最初に読んでいる方は、これが現在進行形で書かれている文章のように思うかもしれない。違います。すでに私は日本に帰国しています。これは単なる旅行記です。)

シカゴのホテルに入って、猛烈な空腹感に襲われた。何しろ、既に一日以上過ごしてきて、機内ではろくなものを食べていなかったのだから当然だ。いくら眠ってばかりいたとはいえ、身体の消耗は激しいのである。そういえば、機内ではよく喉が渇く。なので水ばかり飲んでいた。まさに水腹だったのである。ようやくチェックインをすませ、部屋に荷物を放り込んでから、ホテルのレンストランに行く。さすがに閉まる寸前(現地時間は21時半)なので、店内には二組ぐらいの客しかいない。店内はかなり広いが、照明が暗くてあまりよく見えない。テーブルに案内されメニューをあがめる。とにかく腹が減っている。ガッツリと食べれるものがいい。ステーキはNYタイプをレアで。後はいくつかのオードブルセットとギネスのトラウトを注文する。しばらく待っていると前菜のカラマリ、チキン、スペアリブの盛り合わせ、シーザーサラダが運ばれてくる。ギネスはよく冷えていて、きめ細かい泡がグラスの表面を覆っている。どれもうまい。やっと、人間の食べるべきものにありついたという感じだ。それらをしばらくヤッつけているところへ、真打ちの肉が登場した。確かに巨大である。肉も巨大だが、横に付いているベイクドポテトがまた巨大で、肉よりも大きい付け合わせ。どっちが主菜だかわからないくらいだ。ポテトにはサワークリームの濃厚なやつをつけていただく。肉には程よい塩加減が付いていて、ソースなど必要ない。焼き加減はレアだが、中までしっかりと温かい。いうことなし。閉店ギリギリにレストランを出て、部屋に戻り、バスタブに湯を張り、ゆっくりと身体を横たえる。ここはシカオだ。ブルースの街。窓から外を見ると街全体が息をしているように見える。シカゴの夜。
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by nakadachi2 | 2006-11-27 08:38 | TACT/FEST