カナダへ、私はなぜ行ったのか?
昨年にカナダへ行ったときには、今後しばらくくることもあるまいと思っていたカナダに、また今年も行くことになった。場所は同じケベック州のモントリオール。世界中から人が集まるフェスティバルが年中催されている街。フランス語圏であり、移民が多くいる街。世界中の食べ物や文化に触れる街。それがモントリオールだ。

飛行機のフライトが遅れたので初日出発時刻が22時を過ぎていた。だが、どうせ機内で眠るしかないのと、時差がとんでもないのでこの辺りはさほど問題じゃない。空港ロビーにはそれこそ、どこから集まってきたのかというくらい多国籍の人々がいる。自分までもが異人になったような気分。シカゴ経由、モントリオール行きのユナイテッド航空。ほぼ1日のフライトが待っている。空港で少し腹ごしらえをする。イタリアンレストランで生ハムのサラダとピザ。ドラフトビール。ほろ酔い加減で本屋に立ち寄り「鬼十訓」という元電通の社長の言葉を載せた本を買う。テロの影響か、何度も身体検査にあう。やっとのことで機内へ。機内は空いている。明らかに日本人の若者が二人、前列に座る。だが出発間際でもうろうろしたり、勝手に座席を移動してスチュワーデスに注意されたりして落ち着かない。周りの乗客も顔をしかめている。マナーがおろそかにされている国だなあと改めて恥ずかしくなる。ようするに子どもなので大人文化になじめないのだ。無事にフライト。あちらこちらでパソコンが開いて落ち着いた雰囲気が流れる。パソコンを開いているのは見事に男性ばかり。やはりこれは男性的なおもちゃなのかもしれない。機内食はあまりおいしくない。冷凍なのだ。当たり前だと思っても、パスタがのどを通ろうとしない。仕方なく、ビールで流し込み、眠りに入る。疲れが溜まっていたのでとても良く眠れた。気がついたらそこはシカゴだった。

シカゴには空港を出て、一泊した。航空会社の都合でホテルをとってくれた。シカゴに降り立つのも始めて、アメリカ上陸がなんだかうれしい。しかし、時間は夜の8時を過ぎている。ホテルに向かうシャトルバスを待ちながら寒風に吹かれていると、白髪の老女に「あなたも待ってるの?」話しかけられる。そうです、と答えると、自分には息子がいると語り始める。「それで、沖縄に行っていたの。もっといるつもりだったんだけど、、」シカゴは寒いと彼女は震える。そりゃあそうだ。僕は沖縄に行った今年の夏を思い浮かべる。まるでマッチ売りの少女みたいだなと、おかしくなる。今度は反対側にいたおじさんが話しかけてくる。大柄で見事に太っている。でも嫌な感じはしない。彼は話し好きで来る人来る人に同じ冗談を言っている(残念ながら忘れてしまった)。おじさんは宣教師で山崎にいたといった。「山崎?」「そうなんだ鳥取と姫路の間の、、」宍粟郡山崎町である。僕が知っているというと大変うれしそうな顔をする。「私は日本語が駄目なんだ。でも父は違う。父は宣教師だが(彼も)日本語がとても上手だった。「妹が芦屋にいる」とか、そんなローカルな話をしていると、ようやくバスがターミナルに入ってくる。小一時間またされるはめになった。冷えきった身体でホテルに到着する。なかなかいいホテルだ。あたりはまっくらで何も見えない。隣に光っている建物がある。なんだかわからないが写真に収めておいた。
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まだ続く。夜は長い。
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by nakadachi2 | 2006-11-26 11:23 | TACT/FEST