時代の変化に疎くなるな!
いよいよ明後日、阿倍野区民センターに於いて、はらいっぱいーキオ40周年記念公演ーを行う。40年という月日は、ほぼ僕の人生とも重なる。これはとても幸運なことだと思う。

最近、相次いで関西の劇団状態の悪化したニュースが飛び込んできた。劇団コーロは潰れ、社屋にはロープが張られた状態であること。老舗の関西芸術座は社屋の劇場ビルを手放したこと。

何を隠そう、キオの創立者の菊田朋義は関西芸術座の演出家であった道井氏に仲人をしていただいた仲だ。コーロに至ってはその前身であった劇団二月の初期の事務所が菊田の自宅にあった。菊田は初期の劇団二月作品を演出もしている。

いわば、関西の児童青少年演劇をやっていた団体は元を正せば一つだったというくらい、かつてはつながりが深かった。

それぞれがプロになり、経済的な基盤を学校や劇場公演に求めるなかで、各々の関係性も希薄になっていった。40年という月日の中で、日本社会経済が悪化し、状況か苦しくなり変化し続けるなかでキオが生き残ったのは、あらためて幸運だという他はないのだ。

しかし、この学校での鑑賞形態が縮小していくだけとは思っていない。なぜなら、この仕事は昨今大手のエンターテイメント会社なども続々参入してきているからだ。市場が縮小しているのではなく、多様化が進んでいる。それゆえ、こどもたちのことを真摯に考え続けてきたわたしたちの役割はこれからもっと大きくなると考えているからだ。

この業界とて、社会と同じで変革と営業努力、真の顧客満足を果たしたものが生き残る。ニーズを見失わないためにも、演劇界だけでなく、視座を広げなければならない。


自分らが正しいことをやっている、言っているだけでは足りない。いいものをやっているんだというアーティスト的な甘えが通用する時代ではない。常に変化に対応し続けるタフさこそが必要だ。いつも起業家たれ!だ!
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by nakadachi2 | 2012-01-26 09:29 | KIO